GNU世代

私は1980年代後半から日本でUnixで開発してきた。ソースエディターはGNU Emacs,コンパイラgccかg++, デバッガもgdb世代である。就職してからの最初のUnixマシンはSun4であった。当時、Sunviewというウィンドウシステムがあったが、MITのAthenaプロジェクトである X Window systemをずっと使っていた。

オープンソースを用いた開発は、一般にWebが普及される1995年以前から、広く行われており、日本の技術者も恩恵を受けていた。日本語環境を除いて。
GNUのソースやX Window Systemは、インターネットの回線が細いため、有志が回覧リストを使って、テープを郵送することで回覧していた。