勝間和代×香山リカ(アエラ)を読んで

いつもの記事と違い、今日は、幸福論。雑誌アエラの特集、勝間和代×香山リカの読書感想文だ。

きっかけ

普段、車で通勤する。故に電車の雑誌の中吊り広告はあまり見る機会がない。この特集は、twitterミニブログ)で知った。しかも、信頼高い筋の情報で、「即買い」とある。買いに走らねば。

で、帰宅途中の本屋やコンビニを探すが、アエラがない。フライデーやフラッシュはあるのだが。4件目で無事ゲット。家の近所の人は、アエラなんて読まないらしい。

香山リカさんって

最初、香山リカさんは、アイドルタレントかアイドル歌手と思っていた。(なんとかリカっていた気がする。誰だっけ。)ところが、37万部のベストセラー「しがみつかない生き方」で、「<勝間和代>を目指さない。」と言った人。不勉強でその本は読んでいないが、主張はわかるし、その本が話題になっているのは知っていた。

勝間さんとの出会い

勝間さんは以前から知っていた。割に最近だが。書店でキャッチーな新書のタイトル「会社に人生を預けるな」。家に帰ってみると、似たような本が。「銀行にお金を預けるな。」あー、同じ著者だ。という感じで、最初は、有名人と良く知らず、たくましいお姉さんって感じで捉えていた。

急に親近感が沸いたのは、今年7月、勝間さんがNYC出張先からのTwitterデビューしてから。色んな人を巻き添えにして、使い方を次々と吸収、共有して行く。理科系並にガジェット好き。Eye-FiKindleなど、僕が調査目的で持っていたガジェットを次々と購入。何だか同じ匂いがする。

で、その人柄を示すのは、交遊関係。広瀬香美さん(作曲家)がお友達とは!これで、僕の中で一気に好感度と親近感がアップした。そんな中、今回の記事を読む事となった。

コーチ VS セラピスト

僕はテニスが好きで、試合に出たり、プロの試合を見たりする。テニスの試合は人生の縮図のように思える。

トーナメントでは、一人しか勝ち残れない。128のドローでは、勝者は一人、敗者は127人。優勝者以外は、全員、自己嫌悪に陥る。コート脇で涙を流す選手を何度、見た事か。プロはこれを毎週のように繰り返す。

ハードなテニスツアーを乗り越えるのと同じように、人生の荒波を乗り越えるには、コーチとセラピストがセットで必要だと思う。コーチは、何をどのように目指すべきかを示し、選手をプッシュする。セラピストは、うまくいかない時に自分を攻めすぎないようにいたわる術を身につけさせる。

答えは?

後の白黒ページでの編集者の記事にあるのだが、読む前から答えは分かっている。両方とも必要だし、両方とも補助でしかない。自分の人生、自分が「幸せだ」と思う時間の使い方ができれば、それ以上ないだろう。

価値観は、時代と共に変わるし、自分の年齢や家族の状況や職場環境など、多くの要因に左右される。その時々で自分を見つめ、時には自分を励まし、時には慰め、探って行くしか無い。

感想

勝間さんが被告人のように尋問形式で進むのは、ちょっと攻め過ぎでないの?(カツマーとしての意見)
日経 VS 東スポとは、うまいなぁ。でも、空費70%で大学教授になれるならば、それもまた、そんな良い人生ないのでは?香山さんの<勝間和代>的部分も見てみたい。きっとあるはず。

勝間さんの<香山リカ>な側面は、しばらく、一般の人には見せないでいてね。

さて、皆さんはどのように感じたのだろうか。