2009-06-19から1日間の記事一覧

日米オープンソース事情のまとめ

ソフト開発者からすると、知の協力を促す場は、古くはパソコン通信のフォーラムからNetNewsがあり、オープンソースもあるのに、その土壌はゼロと言われると反論したい気持ちは、開発者の立場としてよくわかる。一方で、米国並の世界発信に少しでも近づくよう…

日本と米国の違い

日本のソフトウェア開発は、日本語処理の開発がまず最初の対象となりがちで、世界発信という点では、ある意味ハンディかも知れない。Ruby, lharc, あるいはARToolkitなど世界発信しているソフトもあるので、オープンソースの土壌がないと言い切られると辛い…

北米での開発

1995年から1997年の2年間は、大学で開発した。当時利用した画像処理開発環境は、VistaというUniversity of British ColumbiaのDavid Lowe先生のつくったソフトだ。ソースは公開され、改変が自由であった。私の恩師の大学教授も、顔認識用データを公開するな…

当時の日本のオープンソース開発事情

回覧されたテープから、ソフトをインストールするには、開発環境が異なるため、容易ではなかった。 UNIX MAGAZINEなど雑誌の情報は遅すぎた。そこで、活発に利用されたのは、NetNewsである。インストールのノウハウを交換するニュースグループが日本国内でも…

GNU世代

私は1980年代後半から日本でUnixで開発してきた。ソースエディターはGNU Emacs,コンパイラもgccかg++, デバッガもgdb世代である。就職してからの最初のUnixマシンはSun4であった。当時、Sunviewというウィンドウシステムがあったが、MITのAthenaプロジェクト…

日米のオープンソース(およびオープンソース的活動)事情

梅田望夫さんのインタービュー記事を発端に日本のオープンソース事情が議論になっているようだ。(海部さんのブログ) 議論の中心は、そのような土壌が他の国(欧米)と比べて、日本にあるのか無いのか。私見だが、結論から言うと、ソフト開発の現場では、そ…