Amazon Kindle 2 噂通り 2/9に発表

遅い日記になってしまったが、噂通り、Amazonの電子ブックの第2世代品が発表された。詳しい仕様はこちら(Internet Watch)。Amazonは、Apple音楽配信で市場を圧巻したように、本のオンライン配信でリードしたいらしい。


電子ブックリーダー、私自身はかなり懐疑的。プラスの記事とマイナスの記事があるので、まとめてみた。

プラス

  • 第1世代品は50万代売れたと推測する人もいる。(Engadget)
  • 私自身も昨年9月までのシリコンバレー駐在中に飛行機の中で使っている人を二人ぐらい見かけたことがある。
  • 昨年末には、Kindleに限らず、電子ブック市場を楽観視する記事も見られる。(New York Times)ここには、iPhone用アプリのStanzaの紹介もある。
  • その日の日経新聞夕刊は、好意的な記事

マイナス

第1世代品と比べて、あまり変わらないのでは?という記事。

  • CNET: It's far from a total revamp.
  • CNET What's new about the Kindle 2? Not a whole lot.
  • 出荷台数は公表されていない。
  • 対応するタイトル数は公表されるが、出荷された本数は公表されない。

背景にある主な技術は、E-ink 社に代表されるペーパーディスプレイと呼ばれる技術。電源を切っても表示され、視認性が高く、低消費電力。今までに携帯電話のキートップに使われたことがある。

難点は、表示が遅い、カラーは、あまり綺麗でない点。New York Time 紙の記事にもあるように、iPhone のディスプレイで十分という人もいる。

果たして、電子ブックリーダーは、Kindle 2により、他のメーカーが参入するほどのおおきな市場に立ち上がるのか。どこかのソフトメーカーのように Version 3 まで待つ必要があるのか、悩ましい。