Eye-Fi カード レビュー

既に米国で発売されていたEye-Fiカードが、昨年12月、日本でも発売された。米国以外では、初めて。

無線LAN機能付きSDカードというだけでは、このカードのありがたみは伝わらない。

何が嬉しいのか

撮影した写真をかたっぱしから、何もしなくても、写真共有サイトに送ってくれる。ついでにパソコンの指定したフォルダにも送っておいてくれる。

なので、デジカメに無線LAN機能をつけるカードというより、写真のネット共有をより簡単にしてくれるカードだ。その手段として無線LAN機能が付いてくる感じ。

設定は至って簡単

無線LAN内蔵カメラは、スタイラスとか持って、小さい画面と格闘する必要があるが、すべての設定は、パソコンの画面で行う。アプリケーションソフトは、カードに内蔵されてくる。

電子メールの登録の後、写真共有サイトのアカウント情報と無線LANアクセスポイント情報を入力。

後はカメラで撮るだけ。

Facebookで試す

送付先にFacebookを設定した。写真編集画面では、外部プログラムでアップロードされた写真の登録を促す承認画面が現れる。これで、公開したくない写真のアップロードをとりやめたり、公開範囲を直の友達か、その友達までかなどを設定できる。

はてな」にも対応しているようなので、そっちも楽しみ。ブロガーには嬉しい。

何が便利

  • 設定が簡単
  • SDカードリーダーなど接続する手間が不要
  • カメラの小さい画面でアップロードする写真を選ぶ手間が不要
  • ネット上もPCにも同時に転送
  • 消費電力も少なそう (詳細な比較テストが必要)

気づいたこと

5分ほど使った間に気づいた最初の問題は、縦位置の写真(Portrait)が横位置(landscape)で表示されること。カメラ側で解決すべきだろうが、アップロード後にFacebookの機能で、写真を90度回転する必要がある。

iPhoneからFacebook Appでアップロードする際には、iPhone側で回転してくれているので、ラクチンなのに。

日本語化

外箱は、米国の最初の版と同じデザインだが、日本語化されており、スタートガイド、オンラインのFAQもすべて日本語化されている。すばらしい。

要望

対応カメラ

SDカードスロットさえあれば、どのデジカメでも使える。が、転送中に電源が自動オフされてしまう可能性があるのは、まずい。今後、カメラ側でEye-Fiカードに対応したものが、多数、出てくるのを期待したい。